個人アロマサロン　 アロマ月桃(サンニン）～琉球アロマ

沖縄でアロマサロンを開き、お客様がとってもいい香りがする。
なんて感想をいただく中で、私はひそかに精油との別れを考えていた。

月桃の浸出油が想像以上にいい香りだった。
それに、フーチバーの香りもウッチンの香りもまずまずだった。

最初の頃、精油を希釈するキャリアオイルを何種類か用意し、お客様の肌などにあわせて
精油だけではなくキャリアオイルもブレンドしていた。

アロマは勉強すると、このキャリアオイルやベースオイルについても学習する。
調べれば調べるほど、このキャリアオイルもブレンドできたらもっと高い相乗効果が生まれるのではないか・・・・・

やっと手にしたサロン。キャリアオイルも何種類か用意した。
だけど、これは施術者側の自己満足でしかないのかなぁーと早い時期に思う。

お肌のトラブルのことを聞いても顔じゃないんだよねーという反応が大きい。
お顔にはたくさん　色々ケアをするけど、体にはあまりケアをしない。
皮膚はつながっているのになぁーと思う。

さんにん・ふーちばー・うっちんには　お肌に有用な成分も多いようだ。
忘れられがちな体のケア。
ならば初めからスキンケアにも有用なものを使おう

少しだけ精油との別れの決断が決まった。
だけど、私がこの業界に入ったきっかけはこの精油。。。。。。


精油に執着していたわけではない。
だけど精油を手放す。
それはかなり勇気のいることだし、不安がいっぱい。
アロマ（精油を使うトリートメント）サロンじゃないのかぁーって思われたらどうしようか・・・・・・

その頃、ちょうどセラピストという本を読み返していた。
その中に
西洋ハーブは元々小さい頃から嗅いだことなどないし、もともとラベンダーがどんな香りかもわからなかった。
それに比べて欧米人は、幼少の頃から当然のようにラベンダーが身近にあったわけです。
ですから過去の体験や穏やかで楽しかった団欒の一時を思い出す、
気持ちをもう一度原点に戻す時に、必ずしもラベンダーはリラックス効果があるという理論だけで
使用する必要はないわけですよ・・・・・・などなど

この文章を読んだときに決断ができました。
そしてアロマ(精油)はそれぞれの家庭の中で楽しんでいただければいいのだと・・・・・・

精油の代わりに浸出油を使ってトリートメントをする。
そしてアロマに興味のある方にはご家庭で手軽に楽しめる方法を
アドバイスできたらいいなぁー


私の中で琉球アロマがもっともっと大きくなっていった。